浄水器

高いからといって良い浄水器というわけではない

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実家に遊びに行ったとき、出された麦茶を飲んで私は思わず吐き出しそうになった。なぜならその麦茶、カルキ臭がすごかったからだ。だけど私以外、両親も弟も私の子供たちも何も感じていないようだった。「え?普通に麦茶だけど?」といった感じである。私のコップがおかしいのだろうかと子供の麦茶を飲んでみたけれど、やはり吐き出したくなるくらいのカルキ臭が口の中に広がった。やっぱりコップの問題ではないようだ。母に確かめてみると、やはりその麦茶は浄水したものではなく、普通の水道水を使っていた。「水道水をそのまま使う方が、賞味期限が伸びるような気がして」という理由だそうだ。何ともズボラな母らしい。いや、私もズボラなのだけど、水道水をそのまま使うのはどうしても気が引けてしまう。だから家で作る麦茶は必ず浄水にしているのだ。

とにかくそれだけカルキ臭がするということは、健康面から見てもあまりよくない水を使っているということだと母に説明すると、それならば孫の健康のためにも浄水器を買おうということにしたらしい。私の父は「高ければ高いほど性能がいい」という考えがどこかにあるらしく、ネットで何十万円もする浄水器を購入しようと言い出した。いやいや、高いからといって良い浄水器というわけではないよ、という話をし、結局口コミで一番人気のものを購入することにした。値段もそれなりに手ごろである。

それにしてもどうして私だけ敏感にその味がわかってしまったのだろう。いつも浄水器の水で作った麦茶を飲んでいるからと言えばそれまでだけど、それならばなぜいつもそれを飲んでいる子供たちがそれに気づかなかったのかが不思議で仕方ない。私の料理には濃いだの薄いだのとすぐに文句を言うくせにだ。味がわかるんだかわからないんだかわからない子供たちを持つと、色々と面倒である。